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2007年5月 2日 (水)

身近な花~イカリソウ~

アスファルトの道でも野山でも何も考えずに歩いていたら足元の生命には気がつかないのかもしれないですね。東京からこのまちに来て10年、そんなことを考えてしまいます。
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さて、本日は野山に咲く身近な花、「イカリソウ」です。とても小さくて、歩いていても気がつきません。でも、足元にどんな生命があるのかな?と、そんなことを思って歩いていれば目に飛び込んできます。
淡い紫色、そして舟のイカリの形をした花、自然の造形美には感服するしかありません。さらには、その自然の造形美を目にした先人達の名前の付け方にも感服です。

そんな感服することもあったのですが・・・、

ちょっとした里山に入って思ったのは、山蛭がやたらと多かったことです。今の山はあまり管理されていなくて昼間でもうっそうとしていて暗くジメジメした場所が多いのです。今や薪を使うこともなく、林業も決して盛んではないから、山を管理する人が少なくなって、山が荒れているということなのでしょうか?あと、あまりにも無残で写真を撮るのをやめましたが、鹿が木の皮をやたらとむいた痕跡があちこちにあるのです。鹿の食料も少なくなるくらい山が荒れているのか?鹿が増えすぎているのか?いろいろ考えさせられた一日でした。

身近なことに気がつくことは決して素敵なことばかりではありません。自然の乱れにも気がつくことがあります。でも、素敵なことも、乱れも、このまちに住んだからこそ気づくことができる、だからこそ私の住むまちは素敵だと思う。

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