村のお祭り「おてんごーさんのお祭り」①
もう一つ興味深いお祭りのご紹介です。「あきばさんのお祭り」の後に行われている「おてんごーさんのお祭り」です。
「おてんごーさん」は「お天狗さん」のことらしいです。
山の斜面の本当に狭い平地を使って執り行われています。
甲斐駒ケ岳の行者さんが読経します。その脇には釜で水が炊かれています。
読経が終わると、グツグツ煮えたぎった水の中に読経にも使われていた塩が入れられます。その後、行者さんが竹で釜の中に文字を描きます。それが終わると笹を釜に入れて参加者の皆さんをお祓いします。
さらには、その笹の色で緑茶色になったお湯を皆で呑みます。
こちらのお祭りは明治時代に村で大火事があったことを契機にしておこなわれるようになったようです。
村を守るために神様のご加護を思う気持ちを今でも伝えている私の住むまち「韮崎」は素敵だと思う。
二つのお祭りについては『山梨県の祭り・行事』という本を参考にさせていただきました。このような本があるとは驚きでした。
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