村のお寺

2010年10月 6日 (水)

願成寺の阿弥陀如来さま

普段は、扉の内側で静かに、世の中を見守っていらっしゃる願成寺の阿弥陀如来さまに、お会いすることができました。
Samidanyorai
大きくも、優しい朗らかな眼差しを感じます。

この阿弥陀如来さまは、国の重要文化財なのだそうで、鎌倉時代のはじめごろに作られたものです。京都の仏さまたちにも勝るとも劣らない素晴らしいものじゃないかと思います。

にらさきにこの阿弥陀如来さまがいらっしゃるのは、きっと甲斐源氏「武田家」の元祖、武田信義さんが、いたこととも関係があるのでしょうね。

ところで、9日(土)から山梨県立博物館で「甲斐源氏-列島を駆ける武士団-」という展示会が開催されるようです。なんと、この阿弥陀如来さまもお出かけになるとか・・・。

優しい朗らかな御仏に守られている私の住むまち「にらさき」は素敵だと思う。

2010年10月 1日 (金)

大草のお寺~永岳寺の不動堂~

江戸時代の明暦の頃(17世紀中頃)、信州の机村出身の年老いた女性が、幼い子と一緒に甘利にやってきて住み始めたようです。女性はなくなる時に、秘蔵の絵を永岳寺に寄付しました。この絵は願いをかなえてくれることで有名となり、遠くからもその御利益に預かろうと多くの人たちが訪れました。
Seigakuji
そんな言伝えのある永岳寺の不動堂の跡地には、建物を支えていた礎石が並んでいます。
丸い穴が柱の穴なのでしょうね。

ちなみに、永岳寺の由緒書の中には不動堂について「天文の頃に武田信玄が建立した道場だ」と書かれているようです。

建物はなくなってしまっているけど、それを支えてきた痕跡が残り、そのいわれが地域で語り継がれている、そんな私のすむまち「にらさき」は素敵だと思う。

2010年3月27日 (土)

日限地蔵さん

穴観音さんにでかけた時に、七里岩に開いた穴にお地蔵様がいらっしゃることに気がつきました。

提灯には「日限地蔵尊」という文字があります。
Sanakanh220321_5
はじめて見る名前です。
どのようなお地蔵様なのかというと・・・。

ある特定の日にお願い事をするとかなえてくれるお地蔵様なのだそうです。

ただ、特定の日がいつなのかは・・・。

そんな日限地蔵さまの入口には狛犬がしっかりと参拝者を見つめています。
こちらは「阿」の狛犬ですね。
Sanakanh220321_3
そしてこちらは「吽」の狛犬です。
子供狛犬を腕に抱いているのが印象的ですね。 Sanakanh220321_4
親子狛犬に出会える私の住むまち「韮崎」は素敵だと思う。

ここ2・3日は三寒ですね・・・。さ~てと、これから出勤です!出勤途中に日限地蔵さんにお参りをしていこうかな~。今日が特定の日なのかどうか分かりませんが(笑)

2010年3月24日 (水)

岩根観音さん

岩根という村の中に、お観音様が奉られています。
村を見下ろす崖の中腹あたりに、村を見守るかのように鎮座されています。
Siwanekannonh2203_3
ほがらかなお顔で、なんだかホッとした気持ちにさせてくれます。
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このお観音さまの下には福昌院というお寺があります。
とても由緒のあるお寺のようです。以前、このお寺には鐘楼があったようですが、いろいろな経過の中で七里岩の先端の鐘付き堂でならされることとなり、その後戦争のために供出されてしまったようです。
そういえば、七里岩の先端には平和観音さんがいらっしゃいますね。なんとなくフシギなつながりを感じてしまいます。
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「岩根寺登りて拝む観世音・・・」
山門からそれほど高くはないものの、ちょっと階段を登ってお会いする観音さん、登った分だけ、観音さんが笑顔で迎えてくれるような気がします。
暖かく村を見守る神さま・仏さまの眼差しを感じることのできる私の住むまち「韮崎」は素敵だと思う。

2010年1月25日 (月)

万霊塔~高岩寺~

以前にも紹介したことがありますが、万霊塔(まんれいとう)です。

お寺さんでよく見かけるので、皆さんもご存知ではないでしょうか?
さて、この万霊塔さんのある場所にはお墓はあるものの、お寺は見当たりません。でも、桶の名前に高岩寺という文字が書いてあります。
Skouganjih2201
お寺さんの建物自体はなくなってしまったようです。

萬霊塔と刻まれたお石塔の裏側には享保18年という文字が刻まれていました。1733年なので、今から277年前のことですよね。意外に古いので驚きました。

ところで、高岩寺さんは本来は今の場所にあったのではなかったようです。以前は、釜無川沿いにあったようです。水害から逃れるために村ごと移ったのでしょうか?

川の水とたたかい、利用し、うまく付き合ってきた歴史を感じることのできる私の住むまち「韮崎」は素敵だと思う。

2009年5月12日 (火)

高岸寺の風景

龍岡町の高岸寺、お堂はなくてその場所には公民館が建っています。
Skouganjih210509_3   
でも、周りにはお墓があって、万霊塔もあります。
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この地域のよりどころとなったお寺であったことがわかります。もちろん、今でもお堂はなくてもご先祖様を供養されていることは、きれいに掃除されている墓地を見ればよく分かります。

石鉢の中に睡蓮の花が咲いていました。
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さて、この高岸寺さんを含めた村は、江戸時代の頃に、釜無川沿いの一段低い、今は田んぼとなっているところにあったようです。水害なんかの関係で、村の移転がされたのでしょうか?塩川・釜無川・御勅使川といった大きな川が流れている私の住むまちにはそんな川との共生の歴史が深いようです。

歩いていると思いもしないようなまちの歴史に出会える私の住むまち「韮崎」は素敵だと思う。ブログランキング・にほんブログ村へ←参加しています。。。。

2009年3月21日 (土)

穴観音祭り

このまちの春の訪れを告げる祭りです!

昨日と今日の二日間行われる祭りです。七里岩に掘られた穴に祀られた千体仏などなど、霊験あらたかな雰囲気です。
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昨日は稚児行列があり、着飾った子供たちが町なかを歩き回りました。かわいらしい行列に春の訪れを感じさせてくれます。
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屋台もかなり出ていて、ワクワクした子供の頃を思い出してしまいました!
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ところで、お祭りの行われているのは雲岸寺です。ちょっとこの雲岸寺についてご紹介しておきます。といってもいつもの本「韮崎市誌」と「甲斐国志」に頼っていますが・・・。

山号は仏窟山です。七里岩にうがたれた穴に仏さまを祀っているのでついた山号なのでしょうね。今は曹洞宗ですが、弘法大師の伝説があることから、もともとは真言宗だったようです。穴から見ると鳳凰三山をしっかりと見ることができます。弘法大師さまはオベリスクを見てどんなことを感じたのでしょうね?

春の訪れを告げるお祭りで賑やかな私の住むまち「韮崎」は素敵だと思う。ブログランキング・にほんブログ村へ←本年も参加してみようと思います。

4月に入ると、いろいろなところで春祭りが催されます。重なることもしばしばですので、どこに伺おうかと今から悩んでしまいます・・・。

2009年2月 2日 (月)

宝はどこに?

風が強いながらも澄んだ青空を見上げると、
「宝」
の文字が目に飛び込んできました。
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瓦に「宝」の文字が刻まれているのです。よく見かけるのは武田菱(ひし形を4っつ組み合わせて菱形にしたもの)なのですが・・・。
ナゼ「宝」なのでしょうか?

答えは簡単でした。この瓦の持ち主は宝積寺さんなのです。その名前から刻まれたのでしょう。
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宝積寺さんのご本尊は地蔵菩薩で、現在は臨済宗ですがもともとは真言宗だったそうです。武田家が滅んだ直後に徳川家康が山梨に来た時に参詣したそうです。徳川家康が参詣しにきたのですから、かなりのお寺だったのでしょうね。もちろん、武田家時代にもかなりの力を持っていたことを想像できます。武田家とはどんな関係があったのでしょうか?気になります!
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さて、境内には室町時代の頃に作られた六地蔵幢があります。どっしりとしていて、見ているとありがたくなってきます。

この宝積寺さん、はじめて訪れたわけではないですが、やっぱり新しい発見があります。同じ場所でも、訪れるたびに何か新しい出会いのある私の住むまち「韮崎」は素敵だと思う。ブログランキング・にほんブログ村へ←本年も参加してみようと思います。
今回は宝積寺さんのある穂坂の三之蔵地区のブラブラ歩きです。意外な出会いがあって楽しかったですよ。続きをお楽しみに?

2009年1月 4日 (日)

年末の風景~大公寺~

年末に伺った大公寺さんの様子をもう少し・・・。
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到着すると、すでにお寺の家族の方々が準備をされていて、暖が取れるようになっていたり、年越しそばの準備ができていたりと、年末年始を地域で迎えよう!みたいな雰囲気が出来上がっていました!
炎から飛び出した火の粉も新年を迎えることを喜んでいるかのように躍っているように見えませんか?
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地域の方々が除夜の鐘をつき始めると・・・
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本堂では読経がはじめられます。

今回で2回目ですが、とてもアットホームな年越しでした。これもお寺の方々の準備によるものだと思います。感謝です。厳かな雰囲気の中で年末年始を過ごすことのできる私の住むまち「韮崎」は素敵だと思う。
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やはり、強行な星空撮影のせいでしょうか・・・、ちょいと熱っぽい・・・。暖かくして早めに寝ます。明日は仕事始めです。去年以上にこの一年がんばらなくては!

2008年12月31日 (水)

大晦日の星空と除夜の鐘

予定通り、大公寺さんへ・・・、その途中というかまだ時間があったのと、星空がとてもきれいだったので、「わに塚のサクラ」本年最後の挨拶をしにいきました。
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昼間とはまったく違った雰囲気です。星空のシャワーを全身に受けていて、何ともいえないです。

そして、除夜の鐘をつきに、大公寺さんへ。
地域の方々が大勢いらっしゃってました。
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まずは、響いている様子を・・・、詳しくはまた後日ということで!

星空を眺めることができ、除夜の鐘の音が響きわたる私の住むまち「韮崎」は素敵だと思う。ブログランキング・にほんブログ村へ←参加してみることにしました♪クリックお願いしますね!